静岡県周智郡森町一宮にある、天竜浜名湖鉄道の遠江一宮駅を訪れました。
撮影日は2026年6月12日と7月2日。どちらも午後の晴れた時間帯で、駅舎、ホーム、駅周辺を歩いて見てきました。

天竜浜名湖鉄道 遠江一宮駅 駅舎
遠江一宮駅は、昭和15年に建設された木造駅舎が残る駅です。駅舎は登録有形文化財になっており、古い建物でありながら、今も駅として使われています。装飾が多い駅ではありませんが、その分、昭和初期の雰囲気を落ち着いて感じられる場所だと思いました。
遠江一宮駅の概要
遠江一宮駅は、静岡県周智郡森町一宮にある天竜浜名湖鉄道の駅です。
遠江一宮駅
駅舎は昭和15年建設の木造駅舎で、登録有形文化財になっています。古い駅舎ですが、きちんと整備されていて、今も日常の駅として使われています。

天竜浜名湖鉄道 遠江一宮駅 登録有形文化財の碑
ホームは上下線の2面があり、列車のすれ違いができる駅です。天浜線の中でも、駅舎とホームの構成に少し広がりを感じる駅でした。

天竜浜名湖鉄道 遠江一宮駅
駅の中にはそば店が入っています。今回は写真はありませんが、実際に食べたそばはとても美味しかったです。駅の建物の中に食事ができる場所があることで、駅に少し人の気配が加わっているようにも感じました。

天竜浜名湖鉄道 遠江一宮駅 駅中の蕎麦屋
駅前には住宅がちらほらとあり、近くには一宮川が流れています。小国神社や極楽寺の玄関口でもありますが、どちらも徒歩ではかなり時間がかかる距離です。駅名に「一宮」とありますが、これは神社そのものというより、地名に由来するのかもしれません。

天竜浜名湖鉄道 遠江一宮駅 駅前
駅舎とホームの様子
遠江一宮駅の駅舎は、古い木造建築ですが、きちんと整備されていて心地よい空間でした。
派手な装飾があるわけではありません。けれど、木造駅舎の落ち着いた雰囲気があり、森町ののんびりした風景の中に自然に溶け込んでいます。古い駅舎がただ残されているのではなく、今も駅として使われているところに、この場所の良さがあるように感じました。
駅舎の待合室は窓が大きく、夕方になると日が入ります。光が差し込む時間帯は、駅舎の中がやわらかく明るくなり、木造駅舎の雰囲気がより伝わりやすくなります。

天竜浜名湖鉄道 遠江一宮駅 待合室
ホームは上下線の2面です。すれ違いができる駅なので、1本ホームの小さな駅とは少し違う印象があります。新所原方面のホームでは、並んでいる椅子と駅名標の組み合わせが印象に残りました。

天竜浜名湖鉄道 遠江一宮駅 下り線ホーム
待合室と駅の設備
遠江一宮駅の待合室は、古い木造駅舎の雰囲気がよく残っています。
窓が大きく、夕方の光が入ると、駅舎の中に落ち着いた明るさが出ます。新しい建物のような明るさとは違いますが、木の質感や古い建物の空気が感じられる空間でした。
駅名標は、大きな木の板に横書きで書かれています。天浜線の駅では木の駅名標を見かけることがありますが、遠江一宮駅の駅名標も駅舎の雰囲気に合っていました。

天竜浜名湖鉄道 遠江一宮駅 駅名標
トイレは駅舎の横に建設されていて、比較的新しい印象です。古い駅舎を残しながら、必要な設備は別に整えられているため、駅として使いやすい形になっていると感じました。

天竜浜名湖鉄道 遠江一宮駅 トイレ
駅前と周辺を歩く
今回は、駅の周囲をうろうろと歩いてみました。
駅前は大きく開けた観光地の入口というより、住宅がちらほらとある静かな場所です。近くには一宮川が流れていて、少し歩くと森町らしいのんびりした風景が見えてきます。
周辺では、水田、トウモロコシ畑、用水路を見ました。トウモロコシは森町名物として知られており、駅の周辺を歩いていると、駅舎だけでなく地域の農村風景も一緒に感じられます。

天竜浜名湖鉄道 遠江一宮駅周辺の水田

天竜浜名湖鉄道 遠江一宮駅周辺のトウモロコシ畑
遠江一宮駅は、小国神社や極楽寺の玄関口でもあります。ただし、どちらも徒歩ではかなり時間がかかるため、駅からすぐに歩いて行ける観光地という感覚ではありません。この記事では、駅そのものと、駅の近くで見た風景を中心に紹介しています。
古い木造駅舎と、周囲の水田や畑、用水路の風景が合わさることで、遠江一宮駅周辺にはゆっくりした空気がありました。
撮影して感じたこと
遠江一宮駅で撮影していて感じたのは、古い駅舎と田舎の風景の相性のよさです。
駅舎は昭和15年建設の木造建築で、装飾が多いわけではありません。けれど、その控えめな雰囲気が、周囲の水田や畑、静かな駅前の風景とよく合っていました。

天竜浜名湖鉄道 遠江一宮駅
特に印象に残ったのは、待合室の大きな窓に夕方の光が入る場面です。駅舎の中に自然な光が入り、古い木造駅舎の落ち着いた空気が伝わってきました。
また、新所原方面のホームに並ぶ椅子と駅名標も印象的でした。列車や駅舎だけを撮るのではなく、椅子、駅名標、ホームの空気を一緒に写すことで、遠江一宮駅らしい静けさが出るように感じます。
駅周辺では、水田やトウモロコシ畑、用水路も見られました。駅だけを撮って終わるのではなく、少し周りを歩くことで、駅が地域の中にあることが分かります。遠江一宮駅は、駅舎と周辺風景をあわせて撮ると、より雰囲気が伝わる駅だと思いました。
散策時の注意点
遠江一宮駅は、小国神社や極楽寺の玄関口でもありますが、どちらも徒歩ではかなり時間がかかります。駅から歩いて訪れる前提で考える場合は、距離や移動方法を事前に確認しておくと安心です。
また、駅の中にはそば店がありますが、今回は写真を撮っていないため、この記事では詳しい紹介はしていません。利用する場合は、現地の案内や最新情報を確認してください。
駅周辺には住宅や農地があります。撮影や散策の際は、生活道路や農地に配慮し、私有地に入らないよう注意したいところです。
まとめ
遠江一宮駅は、静かな無人駅でありながら、昭和15年建設の木造駅舎が今も残る印象深い駅です。
駅舎は登録有形文化財で、古いながらもきちんと整備されています。大きな窓のある待合室、木の板に書かれた駅名標、2面のホーム、そして新所原方面ホームに並ぶ椅子。どれも派手ではありませんが、駅の雰囲気を作る大切な要素になっていました。
周辺には水田やトウモロコシ畑、用水路があり、森町らしいのんびりした風景が広がっています。古い駅舎が田舎の風景に溶け込んでいる様子は、遠江一宮駅ならではの魅力だと感じました。
観光地として大きく目立つ駅ではありませんが、昭和初期の雰囲気を残す駅舎と、周辺の静かな風景をゆっくり見たい人には、歩いてみる価値のある駅だと思います。
天浜線沿線には、ほかにも古い駅舎や水田風景が残る駅があります。次回は、近くの駅や森町周辺の風景もあわせて紹介していきたいです。




