PR

2026年9月 天浜線・二俣川橋梁と二俣本町駅|登録有形文化財の橋と高さ1.7mのガード

18.二俣本町駅
天竜浜名湖鉄道 二俣川橋梁
この記事は約8分で読めます。
記事内に広告が含まれています。

2026年9月9日の午後、浜松市天竜区にある天竜浜名湖鉄道の二俣川橋梁と、そのすぐ近くにある二俣本町駅を訪れました。

天竜浜名湖鉄道 二俣川橋梁

天気は曇り。

雨のあとだったため、二俣川はかなり増水していました。

今回は二俣川橋梁の周囲をしっかり撮影し、その後、二俣本町駅へ移動。

駅そのものだけでなく、ホーム下を通る高さ制限1.7mのガードと、そこから見上げるホームにも注目しました。

二俣川橋梁は国の登録有形文化財。

橋長58mで、中央部は鋼製2連桁、両端部はコンクリート造単桁という構成です。

さらに現地の銘板から、日本橋梁株式會社が製作し、材料には八幡製鉄所、釜石製鉄所、小倉製鋼株式会社などの名前が記されていることも確認できました。

一方の二俣本町駅は小さな無人駅ですが、高い位置にあるホームと、その下を通る小さなガードが印象的です。

橋、銘板、ガード、高台のホーム。

短い距離の中に、天浜線の構造物を見る面白さが詰まっていました。

スポンサーリンク
遠方から天浜線沿線を巡る方へ。
掛川・袋井・磐田周辺の宿泊先はこちら
楽天トラベル じゃらんnet   一休.com
浜松・浜名湖周辺の宿泊先はこちら
楽天トラベル じゃらんnet  一休.com

スポットの概要

二俣川橋梁

二俣川橋梁

 

二俣川橋梁は、二俣本町駅のすぐ近くで二俣川を渡る天竜浜名湖鉄道の橋梁です。

国の登録有形文化財となっています。

天竜浜名湖鉄道 二俣川橋梁

橋長は58m。

単線仕様で、両端部にコンクリート造単桁橋、中央部に鋼製2連桁橋が配置されています。

鋼製部分は、上路式のプレートガーダー。

橋梁全体は緩やかにカーブしており、直線的な鉄橋とは少し違った柔らかな印象があります。

特に特徴的なのは、中央部だけが鋼製で、両端部がコンクリート造になっていることです。

なぜこの構造になったのかは今回確認できませんでした。

二俣本町駅

二俣本町駅は、二俣川橋梁のすぐ近くにある無人駅です。

小さな駅ですが、ホームが周囲の道路より高い位置にあります。

今回はホームや駅舎そのものよりも、その下を通る高さ制限1.7mのガードを中心に撮影しました。

天竜浜名湖鉄道 二俣本町駅 ホーム下のガード

ガード側から見上げると、その上にホームと線路があり、普段ホーム側から見る駅とは違った表情を見せてくれます。

現地の様子

二俣川橋梁は、近くの双竜橋からよく見ることができます。

少し離れた場所から橋全体を眺められるため、橋梁の構造が分かりやすい場所です。

天竜浜名湖鉄道 二俣川橋梁

今回訪れた日は雨上がり。

二俣川はかなり増水しており、河原へ降りることはできませんでした。

水量が少ない時期で、安全に立ち入れる場所であれば、河床側から橋を見上げる構図も考えられそうです。

ただし今回は、無理に川へ近づかず、道路や橋など安全な位置から撮影しました。

二俣川橋梁を近くから見ると、中央部だけが鉄橋になっていることがよく分かります。

中央には鋼製のプレートガーダー。

その両側にはコンクリート造の桁があります。

橋全体が緩やかに曲がっていることもあり、構造の違いがそのまま橋の表情になっていました。

天竜浜名湖鉄道 二俣川橋梁

そこから二俣本町駅へ向かうと、駅下には高さ制限1.7mの小さなガードがあります。

雨上がりで周囲には草が生い茂り、ガード周辺はとても静かでした。

天竜浜名湖鉄道 二俣本町駅

ガードの向こうから見上げると、その上に駅のホームがあります。

駅正面やホーム上から見る二俣本町駅とは、まったく違う印象でした。

二俣川橋梁の銘板に残る情報

今回、橋梁そのものと同じくらい興味深かったのが、二俣川橋梁に残る銘板でした。

天竜浜名湖鉄道 二俣川橋梁 銘板

現地で読み取れた文字から、次の内容を確認できました。

「鐡道省」

「活荷重 KS12」

「日本橋梁株式會社製作」

さらに材料欄には、

L:八幡製鉄所
釜石製鉄所
その他
小倉製鋼株式会社

と読める記載が残っています。

小倉製鋼株式会社については、旧・浅野小倉製鋼所にあたる名称です。

橋梁全体を眺めているだけでは、「昭和初期の古い鉄橋」という印象で終わります。

しかし銘板を見ると、誰が橋を製作し、どこで作られた鉄材が使われたのかという、さらに細かな情報が見えてきます。

特に八幡製鉄所、釜石製鉄所、小倉製鋼と、複数の製鉄所の名前が並んでいる点が印象的でした。

一つの橋梁を造るために、複数の製鉄所から供給された材料が使われていたことが分かります。

富部橋梁や瀬戸橋梁など、天浜線沿線でいくつか銘板を見てきましたが、橋ごとに書かれている情報や材料メーカーが違うのも面白いところです。

天浜線沿線として見た魅力

二俣川橋梁は、天浜線に残る橋梁の中でも、かなり形の整った橋だと感じました。

天竜川橋梁のような巨大な構造物ではありません。

一方で、小さすぎて周囲に埋もれるわけでもありません。

二俣川の幅、橋の長さ、緩やかなカーブのバランスがよく、風景の中に自然に収まっています。

中央部の鋼製2連桁と、両端部のコンクリート造部分がひとつの橋を構成しているのも特徴です。

そして橋を渡ったすぐ先には、二俣本町駅があります。

駅のホームは高い場所にあり、その下を小さなガードが通っています。

天竜浜名湖鉄道 二俣川橋梁からみた二俣本町駅

川を橋で渡り、そのまま高い位置を走りながら駅へ入っていく。

実際に橋から駅まで歩いてみると、地形に合わせて線路が続いている様子が分かりやすく感じられました。

撮影スポットとしての見どころ

二俣川橋梁は、天浜線の橋梁の中でも比較的撮影しやすい場所です。

近くの双竜橋から橋全体を見ることができるため、

・緩やかなカーブ
・中央部の鋼製2連桁
・両端部のコンクリート造部分
・二俣川

をまとめて撮影できます。

列車が通過する時間と合えば、カーブした橋梁上を走る天浜線も撮影できます。

天竜浜名湖鉄道 二俣川橋梁

また、橋梁そのものだけでなく、銘板をしっかり撮っておくのもおすすめです。

橋の製作会社や材料メーカーなどは、あとから写真を拡大して確認できることがあります。

二俣本町駅では、ホーム側だけでなくガード側から見る構図も面白い場所です。

高さ1.7mのガードと、その上にあるホームを同時に写すと、駅の高低差がよく分かります。

歩いて感じたこと

二俣川橋梁は、実際に近くで見ると、とてもバランスのよい橋だと感じました。

橋長58mという規模。

川との関係。

緩やかなカーブ。

そして中央の鉄橋と両端のコンクリート構造。

それぞれがうまくまとまっていて、天浜線の橋梁の中でもかなりきれいな形をした橋のひとつだと思います。

中央部だけが鋼製で、両端部がコンクリート造になっている理由は分かりませんでした。

建設された時代を考えると、鉄材の使用量を抑えるためだったのだろうか、とも想像しました。

ただし、これは確認できていないため、地形や施工方法、構造上の事情だった可能性もあります。

銘板を見ると、鋼材そのものは八幡製鉄所や釜石製鉄所、小倉製鋼など、複数の製鉄所の材料が使われていたことが分かります。

橋の形を見るだけでなく、材料の出どころまで追っていくと、また違った面白さがあります。

二俣本町駅では、今回は特にガードが印象に残りました。

高さ1.7m。

一般的な乗用車が普通に通るにはかなり低い高さです。

人、自転車、バイクなどの通行を想定しているのだろうかとも感じましたが、こちらも用途については確認できませんでした。

雨上がりの草に囲まれたガードと、その上に見える小さなホーム。

華やかな場所ではありませんが、とても静かで、この駅らしい風景だと感じました。

散策時の注意点

二俣川橋梁は現役の鉄道施設です。

線路内や鉄道用地へ入らず、道路や橋など安全な場所から撮影します。

双竜橋から撮影する場合も、歩行者や車両の通行を妨げないよう注意が必要です。

二俣川は雨のあとに水量が大きく増えることがあります。

今回も増水しており、河原へ降りられる状態ではありませんでした。

水量が少ない日でも、河川敷や河床が安全に利用できる場所なのかを確認し、無理に橋の下へ近づかないようにします。

銘板の撮影についても、鉄道施設へ近づくことを優先せず、安全な場所から望遠レンズなどを使う方が安心です。

二俣本町駅下のガードは高さ1.7mです。

自転車やバイクで通る場合も、頭上や対向者に注意が必要です。

周囲は草が伸びる時期もあり、雨上がりには足元が滑りやすくなる可能性もあります。

まとめ

二俣川橋梁は、浜松市天竜区に残る国登録有形文化財の鉄道橋です。

橋長58m。

中央部に鋼製2連桁、両端部にコンクリート造単桁を配置し、全体が緩やかにカーブしています。

形の美しさ、川とのバランス、そして双竜橋から全体を見られる撮影のしやすさを考えると、天浜線の中でもかなり印象に残る橋梁だと思います。

さらに銘板には、

「鐡道省」
「活荷重 KS12」
「日本橋梁株式會社製作」

といった文字が残り、材料欄には八幡製鉄所、釜石製鉄所、小倉製鋼株式会社などの名前も確認できました。

橋を「形」だけでなく、「誰が造り、どこの材料が使われたのか」という視点から見ると、また違った面白さがあります。

そのすぐ近くにある二俣本町駅も、小さな無人駅ながら印象的な場所です。

高い位置にあるホーム。

その下を通る高さ1.7mのガード。

橋から駅まで歩くだけでも、鉄道が地形に合わせて造られていることを感じられます。

二俣川橋梁と二俣本町駅。

どちらも派手な場所ではありませんが、橋梁、銘板、ガード、ホームと、天浜線を歩いて見る楽しさが凝縮された区間でした。

18.二俣本町駅
「18.二俣本町駅」の記事一覧です。
17.天竜二俣駅
「17.天竜二俣駅」の記事一覧です。
タイトルとURLをコピーしました