静岡県浜松市北区引佐町金指にある、天竜浜名湖鉄道の金指駅を訪れました。

天竜浜名湖鉄道 金指駅 外観
撮影日は2026年6月24日。曇りの午前中に、駅舎、ホーム、駅前、そして駅の横にある金指駅高架貯水槽を見てきました。
金指駅は、天浜線の駅の中では珍しい有人駅です。無人駅を多く巡っていると、駅員さんの気配や乗客の乗り降りがあるだけで、駅の印象が少し変わります。駅舎は建て替えられていて、オレンジ色の瓦屋根と白い壁が印象的でした。
一方で、駅の中には古い木のベンチや、ホームへ続く木の扉もあり、建物の新しさとは少し違う時間の重なりも感じられます。さらに駅の近くには、蒸気機関車の時代に使われていた金指駅高架貯水槽が残っています。今は使われていませんが、天浜線の歴史を感じる貴重な構造物だと思いました。
金指駅の概要
金指駅は、静岡県浜松市北区引佐町金指にある天竜浜名湖鉄道の駅です。
金指駅
天浜線では珍しい有人駅で、訪れたときも無人駅とは違う人の気配がありました。乗客の乗り降りも、これまで見てきた小さな駅より多いように感じました。

天竜浜名湖鉄道 金指駅
駅舎は建て替えられており、オレンジ色の瓦屋根と白い壁の建物です。天浜線には古い木造駅舎が残る駅も多いですが、金指駅は現在の駅舎と、古くから残るホームや設備が同じ場所にある駅という印象でした。

天竜浜名湖鉄道 金指駅 駅舎
登録有形文化財になっているのは、ホームと上屋、そして少し離れた場所にある金指駅高架貯水槽です。高架貯水槽は昭和13年から使われていたもので、蒸気機関車の時代に使用されていました。現在は使われていません。

天竜浜名湖鉄道 金指駅 高架貯水槽
駅舎とホームの様子
金指駅の駅舎は、外観は白い壁とオレンジ色の瓦屋根で、天浜線の古い木造駅舎とは違った雰囲気があります。ただ、駅舎の中へ入ると、古い木のベンチや、ホームへ続く木の扉が目に入ります。

天竜浜名湖鉄道 金指駅 駅舎内
建物そのものに比べると、そのベンチや扉は少し古く感じました。もしかしたら、古い駅舎で使われていたものを移して使っているのかもしれません。ただし、今回は確認していないため、この記事では断定はせず、印象として触れるにとどめます。
ホームは島型ホームが1本です。列車の行き違いができる構造になっていて、無人の小さな駅とは違う、少し駅らしい広がりがあります。

天竜浜名湖鉄道 金指駅 ホーム
ホームと上屋は登録有形文化財になっています。駅舎は建て替えられていても、ホーム側には古くからの鉄道施設の雰囲気が残っていました。
待合室・駅名標・設備など
駅舎内の待合室では、古い木のベンチが印象に残りました。
駅舎の外観は建て替えられた建物ですが、待合室のベンチや木の扉には、長く使われてきたような雰囲気があります。こうした部分が残っていることで、金指駅は単に新しい駅舎というだけではなく、昔から続く駅の空気も感じられる場所になっているように思いました。
駅名標やホームの上屋も、駅の見どころです。特にホームと上屋は登録有形文化財になっているため、駅舎だけでなくホーム側も見ておきたい場所です。

天竜浜名湖鉄道 金指駅 ホーム
そして、駅の横には金指駅高架貯水槽があります。駅から少し離れた場所にあり、現在は使われていません。蒸気機関車の時代に使われていた設備で、昭和13年から使われていたものです。

天竜浜名湖鉄道 金指駅 高架貯水槽
訪れたとき、高架貯水槽はかなりひっそりと建っている印象でした。貴重な鉄道遺産だと思いますが、駅舎やホームに比べると目立ちにくく、知らずに訪れると見落としてしまうかもしれません。

天竜浜名湖鉄道 金指駅 トイレ
駅前と周辺を歩く
金指駅の駅前には広場があり、そこに伊東要蔵翁の銅像があります。

天竜浜名湖鉄道 金指駅 駅前の銅像
今回は、駅舎、ホーム、高架貯水槽を中心に見て回りました。周辺を広く歩いたわけではありませんが、駅前には有人駅らしいまとまりがあり、無人駅とは違う印象を受けました。
無人駅では、駅前に人の気配が少ないことも多いのですが、金指駅では乗客の乗り降りもあり、駅として動いている感じがありました。天浜線の駅巡りをしていると、この「人の気配」がある駅は少し新鮮に感じます。
高架貯水槽は、駅の横にひっそりと建っています。現在は使われていない設備ですが、蒸気機関車の時代を思わせる存在です。駅舎やホームだけでなく、この貯水槽まで歩いて見ることで、金指駅の印象がより立体的になりました。
撮影して感じたこと
金指駅でまず印象に残ったのは、有人駅ならではの空気です。
天浜線の駅を巡っていると、静かな無人駅に出会うことが多くあります。その中で、金指駅は人の気配があり、乗客の乗り降りも他の小さな駅より多く感じました。駅として現在も使われている感覚が、よりはっきり伝わってきます。

天竜浜名湖鉄道 金指駅 駅名標
駅舎は建て替えられていて、ちょっとだけ新しい印象がありますが、待合室の古い木のベンチや、ホームへ続く木の扉には、昔の駅の雰囲気が残っていました。新しい建物の中に古い部材や雰囲気が混ざっているように感じられ、写真としても面白い部分です。
もう一つ印象に残ったのは、金指駅高架貯水槽です。昭和13年から使われていた蒸気機関車時代の設備で、現在は使われていません。登録有形文化財にもなっている貴重な鉄道遺産ですが、現地ではかなり控えめに建っているように見えました。
もっと大きく紹介されてもよいのでは、と感じる一方で、そのひっそりとした佇まいも、天浜線沿線らしい静かな記録対象になっているように思いました。
散策時の注意点
金指駅は有人駅で、乗客の乗り降りもあります。撮影する際は、駅利用者や駅員さんの妨げにならないようにしたいところです。
ホームや上屋、高架貯水槽は登録有形文化財です。見学や撮影をする場合は、設備に触れたり傷つけたりしないよう配慮が必要です。
高架貯水槽は現在使われていない設備ですが、見学する際は立ち入り可能な範囲から見るようにし、危険な場所や私有地には入らないよう注意してください。
駅の設備や利用条件は変わることがあります。訪れる際は、現地の案内や最新情報を確認してください。
まとめ
金指駅は、天竜浜名湖鉄道では珍しい有人駅です。
駅舎は建て替えられており、オレンジ色の瓦屋根と白い壁の建物です。島型ホームが1本あり、列車の行き違いができます。ホームと上屋は登録有形文化財で、駅舎の新しさとは違う、古くからの鉄道施設の雰囲気も残っていました。
待合室の古い木のベンチや、ホームへ続く木の扉も印象的でした。確認はしていませんが、以前の駅舎から受け継がれたもののようにも感じられ、駅の時間の積み重なりを感じる部分でした。
そして、駅の横には金指駅高架貯水槽があります。昭和13年から使われていた蒸気機関車時代の設備で、現在は使われていません。ひっそりと建っていますが、金指駅を訪れるなら見ておきたい鉄道遺産だと思います。
無人駅の静けさとは違い、金指駅には人の気配があります。今も使われている有人駅としての姿と、登録有形文化財として残る鉄道施設。その両方を感じられる駅でした。




