静岡県浜松市浜名区細江町気賀にある、天竜浜名湖鉄道の気賀駅を訪れました。
撮影日は2026年7月16日と7月31日。晴れた昼間と夕方に、駅舎、ホーム、駅前、そして駅から東側に少し歩いた場所にある天竜浜名湖鉄道気賀町高架橋を見てきました。

天竜浜名湖鉄道 気賀駅 駅名標
気賀駅は、現在は単式ホーム1面1線の駅です。ただ、ホームの形状を見ると、以前は島式ホーム1面2線だったことが分かります。今の姿だけを見ると小さな駅ですが、かつてはもう少し構内に広がりがあったのだろうと感じる駅でした。

天竜浜名湖鉄道 気賀駅 ホーム構造
駅舎は木造モルタルの建物で、気賀駅本屋、気賀駅上屋及びプラットホームが登録有形文化財になっています。天浜線の古い木造駅舎とはまた違った雰囲気があり、気賀の街中にある駅らしい存在感がありました。
気賀駅の概要
気賀駅は、静岡県浜松市浜名区細江町気賀にある天竜浜名湖鉄道の駅です。
気賀高架橋
気賀駅
現在のホームは単式ホーム1面1線です。ただし、ホームの形状から、以前は島式ホーム1面2線だったことが分かります。線路が減った後も、かつての駅の構造が一部に残っているように見えました。
駅舎は木造モルタル造りです。気賀駅本屋、気賀駅上屋及びプラットホームは登録有形文化財になっています。古い駅舎ではありますが、天竜二俣駅より東側に多い木造駅舎とは雰囲気が異なり、モルタル造りならではの落ち着いた印象があります。

天竜浜名湖鉄道 気賀駅 駅舎
気賀は、NHKの大河ドラマでも取り上げられた井伊直虎の本拠地ということもあり、駅舎やホームには井伊家の家紋をモチーフにした装飾があります。駅の歴史だけでなく、地域の歴史とのつながりも感じられる駅でした。

天竜浜名湖鉄道 気賀駅 ホーム
駅舎とホームの様子
気賀駅の駅舎は、木造モルタルの建物です。
天浜線には古い木造駅舎が残る駅がいくつもありますが、気賀駅はそれらとは少し違った趣があります。木造でありながら外観はモルタル造りで、白壁の木造駅舎とは違う、やや街中の駅らしい印象を受けました。

天竜浜名湖鉄道 気賀駅 駅舎
駅舎本屋は登録有形文化財です。古い建物ですが、駅舎内に飲食店が入っていることもあり、無人駅でありながら人の気配があります。静かな無人駅とは違い、駅舎が今も使われている感じが伝わってきました。

天竜浜名湖鉄道 気賀駅 駅舎
ホームは現在1面1線ですが、もともとは島式ホーム1面2線だったようです。ホームの形を見ると、以前の線路配置の名残が分かります。
プラットホームの屋根は、天竜二俣駅のホームと少し似ているようにも感じました。駅ごとに細かく見ていくと、こうした上屋の形の違いや共通点も面白いところです。

天竜浜名湖鉄道 気賀駅 ホームと駅舎の間に隙間がある
待合室・駅名標・設備など
気賀駅の駅舎やホームには、井伊家の家紋をモチーフにした装飾があります。
井伊直虎ゆかりの地として知られる気賀らしい要素で、駅舎やホームの中に地域性が加わっています。駅そのものの古さだけでなく、地域の歴史を意識した装飾があることで、ほかの天浜線の駅とは少し違った印象になっていました。

天竜浜名湖鉄道 気賀駅 ホーム 屋根
駅舎内には飲食店が入っており、無人駅でありながら駅に人の気配があります。古い駅舎をそのまま残すだけでなく、現在の利用の中に組み込まれているように感じました。
駅前と周辺の様子
気賀駅前には、銀行や商店があります。
天浜線の駅には、駅前に住宅が少しあるだけの静かな駅も多いですが、気賀駅前には比較的にぎわいがあります。街中にある駅という印象で、無人駅でありながら駅前には生活の動きが感じられました。

天竜浜名湖鉄道 気賀駅 駅前の様子
駅前には、漫画『ゆるキャン△』で各務ヶ原なでしこが大判焼きを購入した藤田屋があります。気賀駅周辺を歩くと、駅巡りだけでなく、作品の舞台として見られる場所も目に入ります。
今回は、駅舎と駅前のほか、駅から東側に数百メートル歩いた場所にある天竜浜名湖鉄道気賀町高架橋を見に行きました。駅だけでなく、高架橋まで歩くことで、気賀駅周辺の鉄道風景がより立体的に見えてきます。
気賀町高架橋を見に行く
気賀駅から東側へ数百メートル歩いたところに、天竜浜名湖鉄道気賀町高架橋があります。
気賀町高架橋は登録有形文化財で、気賀の街中の道を何本かまたいでいます。そのまま井伊谷川橋梁へつながっている構造で、駅周辺の鉄道施設として見ておきたい場所です。

天竜浜名湖鉄道 気賀町高架橋
コンクリートで作られた高架橋には、かなり重厚感があります。天浜線では木造駅舎や小さな橋梁も印象に残りますが、気賀町高架橋は街中を越えていくコンクリート構造物として、また違った見え方をします。

天竜浜名湖鉄道 気賀町高架橋
駅舎が木造モルタルであることも含め、気賀駅周辺には、木造駅舎だけではない天浜線の表情があります。駅から少し歩くだけで、登録有形文化財の駅舎・ホームと、重厚な高架橋の両方を見ることができました。
撮影して感じたこと
気賀駅で印象に残ったのは、古い駅舎でありながら、天浜線のほかの木造駅舎とは雰囲気がかなり違うことです。
木造モルタル造りの駅舎は、昭和初期の木造駅舎とはまた違った表情があります。駅舎やホームは登録有形文化財ですが、駅舎内に飲食店が入っていることもあり、保存された建物というより、今も街の中で使われている駅という印象が強く残りました。
井伊家の家紋をモチーフにした装飾も、気賀駅らしい要素です。大河ドラマで取り上げられた井伊直虎の本拠地という背景もあり、駅の中に地域の歴史を意識した装飾が入っているのが印象的でした。
また、ホームの形状から、以前は島式ホーム1面2線だったことが分かる点も面白いところです。現在の線路だけを見るのではなく、ホームの形から過去の駅の規模を想像できるのは、駅巡りならではの楽しみだと思います。
気賀町高架橋も、ぜひ一緒に見たい場所です。コンクリートの重厚な高架橋が街中の道をまたいでいる様子は、駅舎やホームとはまた違う迫力があります。
散策時の注意点
気賀駅は無人駅ですが、駅舎内に飲食店があり、駅前にも商店があります。撮影や散策の際は、駅利用者や店舗利用者の妨げにならないよう配慮したいところです。
気賀駅本屋、気賀駅上屋及びプラットホーム、気賀町高架橋は登録有形文化財です。見学や撮影をする際は、建物や設備を傷つけないようにし、立ち入りできる範囲から見るようにしてください。
気賀町高架橋周辺は街中の道路をまたぐ場所です。高架橋を撮影する場合は、車や歩行者の通行を妨げないよう注意してください。
駅や店舗、周辺の状況は変わることがあります。訪れる際は、現地の案内や最新情報を確認してください。
まとめ
気賀駅は、天竜浜名湖鉄道の中でも、街中の駅らしい雰囲気を持つ駅です。
現在は単式ホーム1面1線ですが、ホームの形から、以前は島式ホーム1面2線だったことが分かります。木造モルタル造りの駅舎は登録有形文化財で、気賀駅本屋、気賀駅上屋及びプラットホームが指定されています。
駅舎やホームには、井伊家の家紋をモチーフにした装飾があります。井伊直虎ゆかりの地として知られる気賀らしい要素で、駅の中にも地域の歴史が反映されているように感じました。
駅前には銀行や商店があり、無人駅でありながら比較的人の気配があります。駅舎内に飲食店が入っていることもあり、静かな小駅とは違う印象でした。
また、駅から東側へ数百メートル歩くと、天竜浜名湖鉄道気賀町高架橋があります。登録有形文化財のコンクリート高架橋で、街中の道をまたぎ、そのまま井伊谷川橋梁へつながっています。
気賀駅は、駅舎、ホーム、駅前、高架橋をあわせて見ることで、より印象が深まる駅でした。天浜線の駅巡りの中でも、地域の歴史と街中の鉄道風景が重なる場所として記録しておきたい駅です。




