2026年9月12日、天竜浜名湖鉄道の都築駅から三ヶ日駅まで歩きました。
その途中で訪れたのが、第二浜崎踏切と第三浜崎踏切です。

天竜浜名湖鉄道 第二浜崎踏切

天竜浜名湖鉄道 第三浜崎踏切
どちらも遮断機や警報機のない「第4種踏切」。
しかも二つの踏切は、直線距離では80mほどしか離れていません。
ところが実際に歩いてみると、その様子はかなり違っていました。
片方は草に埋もれ、線路の向こうに道があるのかさえ分かりにくい踏切。
もう片方はきちんと通り抜けることができ、浜名湖側への道として現在も使われていても不思議ではない踏切です。
今回は、三ヶ日駅近くに残る二つの第4種踏切を記録します。
スポットの概要
第二浜崎踏切と第三浜崎踏切は、静岡県浜松市浜名区三ヶ日町三ヶ日にあります。
第二浜崎踏切(第4種踏切)
第3浜崎踏切(第4種踏切)
最寄り駅は天竜浜名湖鉄道の三ヶ日駅です。
二つとも国道362号線から浜名湖側へ向かう位置にあり、距離も80mほどしか離れていません。
ただし、その間には三ヶ日川があります。
そのため、地図上では非常に近く見える二つの踏切にも、それぞれ別の役割があったのかもしれません。
現時点では、この二つの踏切について廃止などの情報は確認できませんでした。
今回は、2026年9月12日に現地で確認した範囲を中心に紹介します。

天竜浜名湖鉄道 第三浜崎踏切から第二浜崎踏切を写す
現地の様子
第二浜崎踏切
第二浜崎踏切は、国道362号線に面した場所にあります。
国道側には踏切の表示がしっかり残っているため、ここが現在の踏切であることは分かります。

天竜浜名湖鉄道 第二浜崎踏切
ところが線路の向こう側を見ると、状況は一変します。
草がかなり伸びていて、どこに道があるのかほとんど分かりませんでした。

天竜浜名湖鉄道 第二浜崎踏切
草の中に踏切の看板らしきものが見えることで、かろうじて反対側にも踏切の設備があることが分かる程度です。
訪れたのは9月。
草が最も茂る時期でもあるため、冬になれば道の形がもっと分かりやすくなる可能性があります。
ただし、これは未確認です。
線路を越えた先はすぐ浜名湖の湖岸です。
今回の状態を見る限り、頻繁に人が通っているようには見えませんでした。
一方で、季節によって湖岸で作業をする人などが利用している可能性も考えられますが、実際の利用状況については確認できていません。
「いったい何のために、この踏切が今も残っているのだろう」
そんな疑問が強く残る踏切でした。
第三浜崎踏切
第三浜崎踏切は、第二浜崎踏切とはかなり印象が違います。
こちらは三ヶ日川橋梁の西岸にあり、踏切の周辺も比較的よく整備されています。

天竜浜名湖鉄道 第三浜崎踏切
踏切を渡ると浜名湖湖岸側の道へ抜けることができ、そのまま先へ進むこともできます。
通り抜け可能な道なので、現在も地元の人が利用していても不思議ではない雰囲気でした。
第二浜崎踏切とはわずか80mほどしか離れていません。
しかしその間には三ヶ日川があるため、どちらか一方だけでは代用しにくい位置関係になっています。

天竜浜名湖鉄道 第三浜崎踏切 と 三ヶ日川橋梁
現地に立ってみると、「これだけ近いのに二つの踏切が残っている理由」が少し見えてくるように感じました。
天浜線沿線として見た魅力
第4種踏切というと、「遮断機も警報機もない踏切」という構造そのものに目が向きがちです。
しかし、実際に沿線を歩いてみると、踏切が残っている理由は周辺の道や地形と深く関係していることが分かります。
今回の二つの浜崎踏切は、その違いがとても分かりやすい例でした。
第二浜崎踏切は、現在の様子だけを見ると、使われているのかどうかも分からないほど草に覆われています。
一方の第三浜崎踏切は、浜名湖側へ抜ける道として明確に残っています。
しかも二つの間には三ヶ日川が流れています。
直線距離ではわずか80mほど。
それでも川によって行き来が分けられているため、近い位置に二つの踏切が存在することにも意味がありそうです。
ただし、踏切の設置経緯や現在の正式な利用目的については確認できていません。
沿線を地図だけで見ていると気づきにくいですが、実際に歩くことで「なぜここに道があるのか」「なぜ踏切が残っているのか」といった疑問が出てきます。
こうした小さな疑問も、天浜線沿線を歩く面白さの一つです。

奥浜名湖 猪鼻湖の湖岸
撮影スポットとしての見どころ
撮影場所として面白いのは第三浜崎踏切です。
すぐ隣に三ヶ日川が流れ、その川を天浜線の三ヶ日川橋梁が渡っています。
踏切周辺の安全な場所から、三ヶ日川橋梁を渡る列車を撮影できる位置関係です。

天竜浜名湖鉄道 第三浜崎踏切
踏切、川、鉄橋、列車。
いくつかの要素を一つの画面にまとめられるのが、この場所の面白さです。
一方で、第4種踏切そのものを撮影するときには十分な注意が必要です。
遮断機も警報機もないため、列車の接近を設備が知らせてくれるわけではありません。
踏切のすぐ近くに留まって撮影するのではなく、十分に距離を取った安全な場所から撮影する方が安心です。
歩いて感じたこと
今回、特に印象に残ったのは第二浜崎踏切でした。
踏切そのものは確かに存在しています。
国道側には表示もあり、「ここに踏切がある」ということははっきり分かります。
しかし、その先を見ると草ばかり。
どこに道が続いているのか分からないほどでした。
それでも踏切として残っている。
現地で見ると、かなり不思議な風景です。
一方、わずか80mほど離れた第三浜崎踏切は、道としてきちんと機能しているように見えます。
近い場所にある同じ第4種踏切でも、これほど雰囲気が違う。
これも実際に歩かなければ分からなかった発見でした。
第二浜崎踏切については、冬にもう一度訪れてみたいと思います。
草が枯れれば、その先の道がどのようになっているのか分かるかもしれません。

天竜浜名湖鉄道 第二浜崎踏切
散策時の注意点
第二浜崎踏切・第三浜崎踏切はいずれも第4種踏切です。
遮断機や警報機がないため、通行・撮影時には特に注意が必要です。
撮影のために踏切内へ留まったり、線路方向へ注意を集中しすぎたりしないようにします。
特に列車を撮影するときは、踏切から十分離れた安全な場所を選ぶ方が安心です。
また、
- 線路内へ入らない
- 鉄道用地へ立ち入らない
- 踏切上で立ち止まって撮影しない
- 私有地へ入らない
- 車や歩行者の通行を妨げない
- 草に覆われた場所へ無理に入らない
といった点にも注意が必要です。
第二浜崎踏切については、草の向こう側に何があるか確認するために無理に進むことはせず、今回は公道側から観察しました。
まとめ
三ヶ日駅近くにある第二浜崎踏切と第三浜崎踏切。
二つの第4種踏切は、わずか80mほどの距離にあります。
しかし実際に歩いてみると、その姿は大きく違っていました。
第二浜崎踏切は、線路の向こうが草に覆われ、道の位置すら分かりにくい状態。
第三浜崎踏切は、浜名湖側へ抜ける道として現在も形がはっきり残っています。
そして、その二つの間には三ヶ日川があります。
地図では非常に近い二つの踏切ですが、現地の地形を見ることで、それぞれが別の場所をつなぐ踏切であることが分かってきます。
第二浜崎踏切が現在どのように使われているのかは、今回の訪問では分かりませんでした。
だからこそ、冬の草が少ない時期にもう一度訪れてみたい場所でもあります。
駅や大きな橋だけでなく、こうした小さな踏切も記録していくと、天浜線沿線の道や暮らしの形が少しずつ見えてきます。


